2008年04月17日

原風景

わたしの原風景

先日
豊野のカフェ「珈琲日和」さんへ向かう途中
道の傍らに菜の花が咲いていた

夕暮れ時
私は車を走らせる
若槻大通りから豊野へ向かうその枝道は
下り坂の田舎道で
私の幼い頃育った伊那谷を彷彿とさせた

伊那谷は河岸段丘
子どもの足で40分
登ったり下ったりが忙しい通学路だったのを覚えている

日が沈む
ラジオからは
題名は分からないけれどフォークソングが流れはじめた


鼻の奥の方がツンとして

涙腺にまでたどり着く

そのうち涙がこぼれ落ちる


いっぺんに昔に引き戻される

わたしは小学生
おばあちゃん家の庭先で
妹たちと地面を掘って遊んだこと
セギの流れの中に入って従兄弟たちと戯れたことを思い出す
西瓜を土蔵の脇にある水場で冷やしたっけ

まだ若い両親の顔
おじちゃんおばちゃん
おじいちゃんおばあちゃんが
微笑んでいる


切ない感情が

普段隠し持っている

細やかなひだの部分が引き出される


隠してなどいない

隠すつもりなどないけれど

素直に向き合ってもいない感情が


何処からか

湧き起こってきた



泣いていい


泣いていい時間



泣いていい時間が

あのときのわたしに

存在していた














Posted by いずみ♪ at 22:57│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。